社長のEcoコラム

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0. はじめに

これから環境問題のコラムを連載させてもらうことになりました。

私自身は、特にこれまでものすごく環境問題に関心が強かったわけではありません。ここ最近環境問題に興味を持つようになったきっかけは、多くの皆さんと同じかもしれません。

それは、今から約2年前の2006年9月6日に、石油で潤うUAEのドバイに行くために関西空港から夜行便に乗ったときのことです。全米公開前の先行上映として、その後有名になった「不都合な真実(An Inconvenient Truth)」が、たまたま200チャンネル以上あるチャンネルのチャンネル001に設定されていました。ちょうど眠れなかったこともあり、時間つぶしに偶然それを見たわけです。そのまま眠らずに最後までゴアさんのプレゼンテーションに引き込まれたのを思い出します。

ちなみに、このときは、映画の内容とゴアさんのプレゼン方法が強烈に印象に残りましたが、たぶん日本では上映されることはない全くマイナーなドキュメンタリ映画としか思いませんでした。その翌月になって全米でこの映画が公開されたのに続いて、翌年2007年の1月からは日本でも(上映したところは少ないながらも)公開されたのにも少しびっくりしたくらいで、まさか、ゴアさんがこれでノーベル平和賞を受賞するとはこのときは夢にも思いませんでした。

飛行機で偶然見たこの映画をきっかけに、環境問題に関心が出てきて、帰国後に自分でも書籍やインターネットでいろいろ調べてみました。すると「地球温暖化は確かにものすごく重要でしかも大変な問題である。しかし、環境問題は他にもいろいろあり、それぞれに重要性や緊急度も違う。だたひとつの問題をとらえて対策していくのは、もしかしたら危険なことでもあり、重要な複数の環境問題を連立方程式として解くような形にしていかないといけない。」と思うようになりました。

また、「Factor 4」「Factor 10」という概念、「Natural Capitalisim(自然資本主義)」という考え方にも感銘を受けました。さらに今でも皆が追い求めているあのGDP成長率何%という数字が、特に日本のようなすでにあるところまで行き着いた感のある先進国で、人間の幸せと本当にどれほど関係があるのか?という疑問も抱き始めました。そして、12歳の少女が地球サミットで行った 「リオの伝説のスピーチ」の映像を見て、あらためて、今の子供たちやその次の世代のために、今からでも環境問題に少しでも真剣に取り組んでいくべき使命も感じました。

しかし、環境問題に取り組むと言っても、調べれば調べるほど、結局どうしたらいいのかというのが難しい問題と感じるようになってきました。

ここでは、自分の調べたことに自分の意見も取り入れながらコラムという形で月に1回2回程度書かせていただき、環境問題の全体像を捉えることにより、今後の取り組むべき方向性について、見ていただいた方に少しでも参考になればと思います。

2008年05月31日 松井 宏信

参考リンク

不都合な真実

映画ホームページ(英語)

factor 4

EICネット環境用語集
Wuppertal Institute - FACTOR FOUR

factor 10

EICネット環境用語集

自然資本主義(Natural Capitalism)

Natural Capitalism

リオの伝説のスピーチ(Youtube映像)


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