MATSUIから、
省エネ・高性能の、
新型除湿乾燥機、
MJ6-i登場!
材料乾燥は樹脂成形の品質向上と不良率改善の重要なポイントです。2022年10月に発売されたMJ6-iは、使用状況を連続的にモニタし、最も省エネルギー・省資源な運転モードに自動的にコントロールする「セルフコントロール機能」を搭載。安定した乾燥能力を持ちながら、省エネ・コンパクトな除湿乾燥機です。MJ6-iの優れた性能は、樹脂成形の現場に新風を吹き込みます。
M A T S U I が 目 指 す 省 エ ネ 除 湿 乾 燥 機 と は ?
松井製作所では「成形工場のfactor4実現」を目指し、成形工場の課題である「エネルギーのムダ」「樹脂のムダ」「水のムダ」をなくし、資源生産性を上げるための機器開発を行っています。乾燥機においては、常に同じパワーで運転を行うのではなく生産量·生産品種の変化や金型交換時の一時停止など成形機の稼働に合わせ、エネルギー資源の無駄を減らす運転をする必要があります。自律的に状況判断を行い、“成形性の安定”と“省エネ性能”の両立を目指します。
0
※当社従来機MJ3に比べて。省エネ制御による最小消費電力量(金型交換時等)。
連続運転方式と風量コントロールのさらなる進化により
乾燥後の樹脂の温度低下を抑えた省エネ運転を実現
お客様の使用状況を連続的にモニタし、最も省エネルギー・省資源な運転モードに自動的にコントロールされます。
フル生産時、少量生産時や一時停止時など使用状況にあわせて装置を制御することで、従来機と比較して大幅な省エネルギー、省資源を実現することができます。
0 .3
制御ボックスのレイアウト見直しと、アフタークーラーの廃止で、MJ5-iに比べてコンパクトに。現場のスペース効率に大きく貢献します。
制御ボックスが筐体内部へ入り、スリムに!
従来機(MJ5-i)と比較し、設置面積比で、2桁のマイナスを実現
設置面積(m2) | 装置奥行(mm) | 装置幅(mm) | |
---|---|---|---|
MJ6-i-G3-30 | 0.602 | 611 | 985 |
MJ6-i-G3-50 | 0.607 【87.3%】 | 611 | 993 |
MJ5-i-150 | 0.695 【100%】 | 618 | 1125 |
MJ6-i-G3-75 | 0.653 【88.7%】 | 611 | 1068 |
MJ5-i-350 | 0.736 【100%】 | 618 | 1191 |
MJ6-i-G3-135 | 0.875【92.3%】 | 631 | 1387 |
MJ5-i-650 | 0.948 【100%】 | 638 | 1486 |
MJ6-i-G3-300 | 1.728【98.9%】 | 916 | 1887 |
MJ5-i-1500 | 1.746【100%】 | 914 | 1910 |
0
[従来機MJ5-i]画面サイズ:4.3インチ
[MJ6-i]画面サイズ:7インチ
従来の文字表示からアイコン表示に変更。直感的に操作できるタッチパネル式で、より使いやすくなりました。
0
風量あたりの樹脂乾燥量を増やして乾燥能力を適正化。熱エネルギーを有効活用できるようになり、消費電力を下げ、ムダのない乾燥を実現しました。
※機種、乾燥樹脂等の条件によって最大値は異なります。
-
-
熱風をあてて樹脂を乾燥させます。
熱風が樹脂の隙間をぬって上昇する通気乾燥方式で、短期間に均一な乾燥が可能。外の空気を直接加熱し、ホッパー内の樹脂を乾燥します。
外の空気は季節により含まれる水分が変化し、特に梅雨期では水分が多くなるため、乾燥時間が安定しません。外気に含まれている水分を吸着剤等により強制的に取り除き、除湿した空気を加熱し、樹脂を乾燥させます。
除湿しているため、熱風に含まれる水分が少なく、水分量を一定にでき、材料の乾燥が安定します。従来の除湿乾燥機では吸着剤の交換など、メンテナンスが必要でした。MJ6-iではハニカム状吸着素子を採用。除湿ゾーン(湿気を吸着)、再生ゾーン(熱風で除湿ゾーンで吸着した湿気を蒸発させる)、冷却ゾーン(熱風で熱くなった素子を循環空気で冷却する)を素子を回転させることで連続的に行います。この仕組みにより吸着剤の交換をしなくても除湿性能を保つことができ、安定した除湿を行うことが可能です。
- MJ6-i-G3-30
- MJ6-i-G3-50
- MJ6-i-G3-75
- MJ6-i-G3-135
- MJ6-i-G3-300
乾燥時間(h) 2〜3
- 能力(kg/h)
〜13.5 - 能力(kg/h)
〜25 - 能力(kg/h)
〜38 - 能力(kg/h)
〜70 - 能力(kg/h)
~150
- 樹脂乾燥機付近の温度上昇が気になります。機外への排気温度はどの程度でしょうか?
-
機外へ排出される空気は、MJ6-i内部の熱交換器に通されてから排出されます。そのため排気温度は従来機(MJ3)と比べて低い温度になります。これにより空調設備の負荷が軽減し、成形工場の節電につながります。また、排気熱を有効利用し、加熱エア(吸着材の水分を加熱蒸発させるためのエア)を予備昇温するため、消費電力低減にも効果があります。(特許取得済み技術)
- 成形機上のホッパーで材料を一時的に滞留させることがあります。乾燥させた樹脂は再吸湿しないのでしょうか?
-
MJ6-iから成形機上ホッパーへ樹脂を輸送する際、樹脂乾燥に使用した乾燥エアを輸送エアとしても使用します。輸送開始前から材料輸送管路を除湿乾燥エアで充満させ、乾燥後の材料の再吸湿や温度降下を軽減します。
- 成形機停止中も乾燥状態を維持したいのですが、停止中の消費電力は大きいでしょうか?
-
セルフコントロール機能の進化により、成形機停止中は自動的に保温状態に移行し、消費電力を抑えることができます。また保温状態のときの乾燥ホッパー内の樹脂温度も一定に保つことができ、成形品のさらなる品質向上に繋がります。
- スペースに設置できるか不安です。
-
MJ6-iは従来機(MJ5-i)と比較し大幅な省スペース化を実現しており、成形工場内の限られたスペースに設置が可能です。
※実際の寸法は仕様表をご確認ください。