DMD4でエラー「E6(再生系加熱機器異常)」が出ている
再生側の温度測定が測定範囲外であったり、温度測定の熱電対断線があると知らせます。また、再生系断線検出時間”rLP”が設定されていると乾燥起動後、再生ヒーター出力状態が、その設定時間続いた場合(加熱操作しても再生熱風の温度が上がらない状態)にも知らせます。
1. 再生系断線検出時間 “rLP” 設定値が短か過ぎると異常が発生します。 SVスイッチを5秒以上押すとエンジニアリング設定モードに入ります。エンジニアリング設定モードでSVスイッチを押すたびにキャラクターが切り替わります。
- SVスイッチを5秒以上押す。
- dUS(乾燥上限温度警報)・rUS(再生温度上限警報)が出るまで SVスイッチを押す。
- 設定値を変更する。
Point
設定可能範囲 0〜999分
初期設定値 0分
エンジニアリング設定モードパラメーター

2. 再生送風機(ブロワー)が正常に送風し、風が循環しないとセンサー部の温度が上昇しないためエラーが発生します。
- 再生ラインの排気口から出ているエアの状態を確認してください。
高温使用時は危険ですので、温度を下げてから確認作業をおこなってください。 - エアが流れていない場合はラインフィルターの点検・清掃をおこなってください。
3. 熱電対(K2)、ヒーター(EH2)、ヒーター駆動コンタクタ(MC-0,SSR-2)、接続電線などの断線や、動作不良がないかを確認してください。ヒーターコンタクターは、SSRを使用していますが電気的衝撃(ショート)や環境温度の上昇が原因で破損する場合があります。
ヒーターの点検は「モーター・ヒーターの点検方法」を参照ください。
SSRの点検は「SSR(ソリッド・ステート・リレー)点検方法」を参照してください。
それでも直らない場合は最寄りの拠点へお問合せください。