MCJの温度が上がらない(温度変動が大きい)
注意
※必ず運転を停止し、ブレーカーを “OFF” にしたことを確認してから作業をおこなってください。
※本装置を分解してのメンテナンスまたは修理においては、機械および電気に関しての十分な知識がない方は、故障や危険が伴いますので絶対におこなわないでください。
ヒーターコンタクター(SSR)が正常に作動していない
制御パネル扉を開けて、SSRが正常に動作しているか確認してください。

Point
装置の電源ブレーカーを “ON”(電源ランプ点灯)にして、運転スイッチを “OFF” にしてください。ヒーターコンタクターが正常ですとこの状態でヒーター回路への電流は、流れていません。クランプメーターを使用してヒーター回路の電流を測定してください。ヒーター回路へ電流が流れている場合は、SSR が故障していますので SSR を交換してください。
それでも直らない場合は最寄りの拠点へお問合せください。
ヒーターが断線している。
シーズヒーターが断線していないか、もしくは端子にゆるみがないか確認してください。
それでも直らない場合は最寄りの拠点へお問合せください。
センサーの取り付けに不備がある。
1. 端子にゆるみがないか、取り付け箇所に損傷はないか確認してください。

<参考>
断線している場合、ARARM表示されます。
MR98 パネルの場合 PV値表示器がFFFF点滅表示
MR980 パネルの場合 モニター表示にセンサーイジョウ表示
2. パネルを確認してください。

それでも直らない場合は最寄りの拠点へお問合せください。
配管で圧力が損失している。
配管の口径を大きくし、配管経路を変更してください。配管上にバイパスを設けてください。
それでも直らない場合は最寄りの拠点へお問合せください。
各電磁弁にスケールや異物が噛込んでいる。
スケールや異物が電磁弁内部に噛込むと、冷却水や媒体が流れ放しになり温度コントロールできなくなります。
<参考>
電磁弁・リリーフ弁のスケールや異物の噛込みの現象
- 排水ホースが熱くなる。
- 貴社給水バルブを閉めるとPV値が上昇する。
各電磁弁を分解し、コア内部の弁体がスケールによって動かない、スプリングが動かないなど異常がないか確認してください。


<参考>
- 対策品
- 水質改善商品
- 循環冷却水濾過器
- 媒体は1度/月程度「保守点検」を参考に交換してください。
それでも直らない場合は最寄りの拠点へお問合せください。
リリーフ弁にスケールや異物が噛込んでいる。※ Hタイプのみ
スケールや異物がリリーフ弁に噛込むと媒体が流れ放しになり温度コントロールできなくなります。
<参考>
リリーフ弁のスケールによる噛込みが起こると、排水が熱くなります。
リリーフ弁を清掃、または交換してください。各電磁弁を分解し、コア内部の弁体がスケールによって動かない、スプリングが動かないなど異常がないか確認してください。

<参考>
- 対策品
- 水質改善商品
- 循環冷却水濾過器
- 媒体は1度/月程度「保守点検」を参考に交換してください。
それでも直らない場合は最寄りの拠点へお問合せください。