メンテナンスガイド
JL4の点検方法:モーター・ヒーター
モーターコイルの点検方法
- 機器の電源をOFFにします。
- テスターを抵抗(Ω)レンジで測定します。
- U1〜V1・U1〜W1・V1〜W1の各3相間の、抵抗値を測定します(左図の例を参考に測定してください)。
- 各3相間とも同抵抗値(Ω)であればモーターコイルは正常です。
※抵抗値(Ω)のバランスが違う場合は、モーターコイル不良です。
《注意》
モーターコイルの抵抗値が正常でもモーター軸受けベアリングなどの固さで過電流となり、サーマルリレーがトリップします。
※モーターポンプなどはオーバーホールが必要になります。

モーターリレーの点検方法
- 機器の電源をOFFにします。
- モーター線のU1・V1・W1をサーマルリレーから外します。
- モーターサーマルリレーをセットします。
- テスターを交流電圧(ACV)レンジで測定します。
- 電源をONにし、MS-1のリレーを動作状態(ON)にします。
- U1〜V1・U1〜W1・V1〜W1の各3相間の電圧を、測定します(左図を参考に測定してください)。
- サーマルリレーのU1・V1・W1の各3相間にAC-200Vがかかっている場合、サーマルリレーは正常です。
- 各3相間とも同抵抗値(Ω)であればモーターコイルは正常です。
※電圧値(ACV)のバランスが違う場合は、リレー、またはサーマルリレーの不良です。

ヒーターの点検方法
- 機器の電源をOFFにします。
- テスターを抵抗(Ω)レンジで測定します。
- H1〜H2・H1〜H3・H2〜H3の各3相間の、抵抗値を測定します(左図の例を参考に測定してください)。
- 各3相間とも同抵抗値(Ω)であればヒーターコイルは正常です。
※抵抗値(Ω)のバランスが違う場合は、ヒーターコイル不良です。

ヒーターリレーの点検方法
- テスターを交流電圧(ACV)レンジで測定します。
- 電源をONにし、MC-1のリレーを動作状態(ON)にします。
- H1〜H2・H1〜H3・H2〜H3の各3相間の電圧を、測定します(左図を参考に測定してください)。
- ヒーターリレーのH1・H2・H3の各3相間にAC-200Vがかかっている場合、ヒーターリレーは正常です。
※電圧値(ACV)のバランスが違う場合は、リレーの接点不良です。
