PLPの調整方法:近接スイッチ感度
感度調整方法
感度調整は近接スイッチ後部のゴムキャップ(旧型は M5のビス)を外し、付属の調整用ドライバーで奥のポテンションメーターを回転させて、検出距離の大小を調整します。
ポテンションメーターは右へ回すと検出距離は大きくなり、左へ回すと小さくなります。
調整回転数は 15±3回転ですが、右あるいは左へいっぱい回してもポテンションメーターの回転は止まらずに空転します。
このため、回し過ぎても破損の心配はありません。

調整手順
1. カムの位置が悪いと、「輸送信号が出ない」、「満杯信号が出ない」などにより、輸送不良となります。

2. 次に輸送先ホッパーに材料が入っている状態でポテンションメーターを左回転させ、近接スイッチが “OFF” する時点で止めます。

3. 1の ON点と2の OFF点とのポテンションメーターの調整回転数が1回半以上の差があれば安定に検出できます。

4. ポテンションメーターの位置を1と2の中間で止めて感度調整は完了。

保守・点検
- 電源電圧の変動は、使用電源電圧内におさえてください。
- 使用時の周辺温度は、-25〜+70℃の範囲内にしてください。
- 周辺に金属粉塵、水、油などが付着堆積すると誤動作の原因となりますので、定期的に取り除いてください。
- 電源電圧の変動は、使用電源電圧内におさえてください。
- 検出物体を近づけても動作しない、離しても復帰しない場合は、次の項目を確かめてください。
- 電源電圧は正しいか
- 検出物体は適正か
- 検出物体以外のものが接近していないか
- 検出先端部に金属粉塵、水、油などが付着堆積。
- 感度設定は正しいか
ケースの材質は耐熱 ABSですので、シンナ−などの有機溶剤には劣化します。これらがかかる場所でのご使用は避けてください。