エンジニアリングプラスチック(エンプラ)で成形されたランナーやスプルを粉砕・再利用する際は、材料特性に応じた管理が重要です。
たとえば、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)は高硬度かつ耐熱性に優れるため、粉砕時に発熱が過剰にならないよう注意が必要です。ポリアミド(PA)は吸湿性が高く、粉砕後の乾燥処理を怠ると成形時にガス発生や寸法不良の原因となります。ポリフェニレンスルフィド(PPS)は熱安定性に優れる一方で、酸化による劣化を防ぐため、粉砕後の保管方法に注意が必要で、速やかな再利用が望まれます。
これらの材料をリサイクルする際は、異材混入を防ぎ、物性変化を最小限に抑えることで、安定した品質の再成形が可能となります。
特長
1.切れ味を追求した新設計カッターで粉砕精度UP!
刃の構造を改めた新設計カッターの採用により、安定粉砕と粉砕負荷の緩和を実現しました。
また、刃物(固定刃、固定荒砕刃、ガイドブレード)は、両面使用が可能です。

2.清掃性を向上させる3つのポイント
💡一方向アクセス構造
粉砕機を成形機に沿わせたレイアウトであっても、粉砕機全体の清掃を行うことが可能です。従来は粉砕機を手前に移動しなければ清掃できませんでしたが、SMGL3は一方向から清掃部が全て開く構造のため、日々のメンテナンスが行いやすくなっています。

💡防塵ワイパー
チャンバーの左右には防塵ワイパーを装備し、チャンバー外への塵の侵入を防ぎます。そのため、粉砕によって発生した粉が除去しにくい場所に入り込むことがありません。
💡両面カッター
両面使用することのできる刃で切れ味を保ち、粉発生を抑制します。


3.安全性は抜群です!
安全リミットスイッチを4カ所に装備しました。

4.使い勝手が向上しました!
輸送先へ360度どこからでも接続することが可能です。限られたスペースでもご安心ください。機体下部にある吸引ボックス(ロック付)は、簡単に脱着することができます。
