MC5の温度が下がらない(温度変動が大きい)
注意
※必ず運転を停止し、ブレーカーを “OFF” にしたことを確認してから作業をおこなってください。
※本装置を分解してのメンテナンスまたは修理においては、機械および電気に関しての十分な知識がない方は、故障や危険が伴いますので絶対におこなわないでください。
一次側給水バルブが開いていない
貴社給水設備(一次側冷却水)を点検してください。
- 給水バルブ
- 排水系のバルブ
- クーリングタワーのポンプなど
Point
バルブなどは確実に開けてください。
一次側冷却水の給水圧、排水側圧力が指定通りになっているか確認してください。
- 給水圧力は、0.1MPa〜0.3MPa の範囲にて供給してください。
- 側の圧力は約 0.09MPa 以下にしてください。
- 給水圧力は排水側圧力より 0.05MPa〜0.3MPa 高くしてください。
- 但し、給水圧が 0.3MPa 以上になる場合は減圧弁を設置してください。
それでも直らない場合は最寄りの拠点へお問合せください。
ヒーターコンタクター(SSR)が正常に作動していない。
制御パネル扉を開けて、SSRが正常に動作しているか確認してください。

Point
装置の電源ブレーカーを “ON”(電源ランプ点灯)にして、運転スイッチを “OFF” にしてください。ヒーターコンタクターが正常ですとこの状態でヒーター回路への電流は、流れていません。クランプメーターを使用してヒーター回路の電流を測定してください。ヒーター回路へ電流が流れている場合は、SSR が故障していますので SSR を交換してください。
それでも直らない場合は最寄りの拠点へお問合せください。
センサーの取り付けに不備がある。
センサーに繋がる端子にゆるみがないか、取り付け箇所に損傷はないか、曲がっていないか、を確認してください。

<参考> 断線している場合、モニターに「センサーイジョウ」と表示されます。(文字がスクロール)
パネルを確認してください。

それでも直らない場合は最寄りの拠点へお問合せください。
配管で圧力が損失している。
センサーに繋がる端子にゆるみがないか、取り付け箇所に損傷はないか、曲がっていないか、を確認してください。
配管の口径を大きくし、配管経路を変更してください。
配管上にバイパスを設けてください。
それでも直らない場合は最寄りの拠点へお問合せください。
各電磁弁にスケールや異物が噛込んでいる。
スケールや異物が電磁弁内部に噛込むと、冷却水や媒体が流れ放しになり温度コントロールできなくなります。
<参考> 電磁弁・リリーフ弁のスケールや異物の噛込みの現象
→ 排水ホースが熱くなる
→ 貴社給水バルブを閉めるとPV値が上昇する
各電磁弁を分解し、コア内部の弁体がスケールによって動かない、スプリングが動かないなど異常がないか確認してください。

それでも直らない場合は最寄りの拠点へお問合せください。