液晶ポリマー(LCP)やポリフェニレンサルファイド(PPS)などの高機能エンジニアリングプラスチックは、吸湿性は低いですが、微量の水分によっても成形不良や物性の低下を引き起こす可能性があるため、成形前の十分な乾燥が極めて重要です。特に、これらの樹脂は高温で成形されるため、使用する乾燥空気の品質が製品の安定性に直結します。
MJ3は、露点の低い安定した乾燥空気を供給できるため、従来の熱風乾燥に比べて成形不良の抑制に高い効果を発揮します。また、酸化による樹脂の劣化を防止する点でも有効であり、製品の歩留まり向上や製造コストの削減にも寄与します。
MJ3の特長
信頼性
ハニカムローター採用による安定した乾燥を実現しました。また、除湿乾燥回路と空気輸送回路を独立させ、除湿乾燥に影響しない除湿空気による材料供給が行えます。

安全性
ヒーター制御回路にSSR(無接点リレー)の採用により、メンテナンス頻度の低減と安全性を大幅に向上しました。
省エネルギー
二重式のホッパーの採用で保温性を向上させ、省エネルギー化に貢献します。
コンパクト
除湿乾燥機と輸送機を一体化させ、大幅なコンパクト化を実現しました。
イージーメンテナンス
全てのフィルターメンテナスは操作面からできます。
フロー図
