真空伝熱乾燥機 DPD3.1

DPD3.1は真空伝熱乾燥機です。 真空による減圧空間は、低温での短時間乾燥を可能にします。製品の酸化を要因とする黄変を防止し、ガス取り効果による金型表面のメンテナンス頻度を削減します。

特長

1. 真空乾燥で黄変発生を防止します!

ペレットの高温乾燥や長時間乾燥といった乾燥環境は、変色要因のひとつである樹脂原料の熱劣化を進行させ、黄変を発生させます。真空伝熱方式は、水の沸点が下がる真空空間を利用し、低温で水分を蒸発させることができます。そのため、 DPD3.1では可能な限り温度を上げることなく、短時間での樹脂乾燥を可能とします。

2. 短時間乾燥により、熱劣化を抑制します!

ホッパー内部伝達フィンを外周部と中心部に設置し、個別に温度コントロールしています。これにより、短時間で効率よく昇温、乾燥ができます。

3. 輸送制御の操作性を改善しました!

多くの原料の中には、二次輸送のバッチ量を調整しなければならないものがあります。従来機では、それをバルブ調整で行っていました。そのため、DPD3.1ではタッチパネルの設定でバッチ量を調整できるよう改善し、材料輸送時の操作性を向上させました。

4. エアショック機能搭載で、ブリッジやブロックなどの問題を解決します!

プラスチックの原料の中には、ブリッジやブロックなどを起こしやすいものが存在します。DPD3.1は、初期乾燥の際のエアショック機能を標準装備しており、それらの問題を解決します。

5. 減圧による乾燥と断熱仕様の改善により、省エネルギー化を実現!

「減圧乾燥」による省エネ

樹脂を熱風ではなく、伝熱により加熱し、減圧により乾燥させます。そのため、消費エネルギーが従来の除湿ドライヤーの約半分です。

「断熱仕様の改善」による省エネ

従来機に対して断熱性を細部まで改善し放熱を防ぐことによって省エネ性を向上させました。

6. メンテナンス時間の短縮とメンテナンス頻度の削減に貢献します!

メンテナンス時間の短縮

昇降リフトと大型排出ダンパの採用により、材料の抜き取り交換が短時間で完了します。また、押出し材の採用により、表面が滑らかで樹脂の付着はほとんどなく、清掃が簡単です。

メンテナンス頻度の削減

ガス性材料の成形等で問題となる金型表面への膜状付着物が激減し、金型メンテナンスの頻度を大幅に削減します。

フロー図

マツイのソリューション

黄変トラブルの解消

ガスによるトラブルの解消

この製品に関するパーツ製品

真空伝熱乾燥機「DPD3.1」に関するパーツ製品は下記サイトで取り扱っております。

乾燥設備を設置する場合の注意

  1. 労働安全衛生法第十四条及び労働安全衛生法施行令第六条第八号ロで、事業者は加熱乾燥の熱源として電力を使用するもので、定格消費電力が10kW 以上の乾燥設備を使用して作業する場合、乾燥設備作業主任者技能講習修了者から、乾燥設備作業主任者を選任しなければならないと定めています。乾燥設備作業主任者技能講習につきましては、都道府県により異なるため、所轄の都道府県労働局( 労働基準監督署) にお問い合わせください。
  2. 労働安全衛生法第八十八条及び労働安全衛生法施行令第六条第八号ロで、事業者は、加熱乾燥の熱源として電力を使用するもので、定格消費電力が10kW 以上の乾燥設備を設置・移転する場合、又は主構造部分を変更する場合、当該工事の開始の日の三十日前までに労働基準監督署長に届け出なければならないと定めています。
  3. 労働安全衛生法第四十五条及び労働安全衛生法施行令第十五条第一項第七号で、事業者は乾燥設備の定期自主検査を行い、その記録を三年間保存しなければならないと定めています。( 関連: 労働安全衛生法施行規則第二百九十九条 )
  4. 乾燥設備は自治体によって消防署への届出が必要な場合があります。所轄の消防署へお問い合わせください。

その他、製品やシステム、サービスへのご質問やご相談、価格に関するお問い合わせは、ウェブサイトのお問い合わせフォーム、または下記カスタマーセンターへご連絡ください。

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カスタマーセンター:042-700-7215

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